米アップル社は23日、2013年度第3四半期(4-6月)の財務報 告を発表した。それによると、同期の純利益は69億ドルにとどまり、前年同期の88億2400万ドルから22%減少した。「人民日報」が伝えた。
12年以来、アップルの四半期純利益は80億ドルから130億ドルの間を行き来している。これはつまり、アップルの四半期純利益が11年並みの水準に落ち込んだということだ。
アップルは今年初めに時価総額世界一の座から滑り落ち、市場ではアップルに対する期待がしぼんだ。だが純利益の減少幅はウォール街の予測を下回った結果、報告発表当日のアップルの株価は 5%上昇した。とはいえロイター社が分析するように、アップルの株価は年初以来20%以上も値下がりしており、今回の報告が市場に与えた信頼感は長続きしないとみられる。利益率の低下という マイナス要因だけでなく、大中華エリアでの営業収入の減少も、市場のさらなる懸念を呼んでいる。