新たなモデル転換期に、中国市場は新たな位置づけを行い、農村の非熟練労働力をよりどころとして生産コストを引き下げるという状態から、熟練した労働力を育成し、生産力を向上させるという方向へ転換するとみられる。これらはみな人口メリットの低下、高齢化の突出、自然資源の相対的な不足といった問題解決のカギになる。
中国政府は現在、あらゆる機会を利用して、経済成長を安定させ、小康社会の建設を進め、国内市場の拡大を土台として、個人の消費能力を引き上げようとしている。思うに、経済成長ペースの適度な鈍化は中国社会の当面のニーズに応じたものであり、その目的は20年にGDPと都市部住民の平均所得を10年の2倍にするという目標を全力で達成すること、都市部住民により整った社会保障を提供すること、より合理的で秩序ある所得分配方式をうち出すことにある。中国経済「衰退論」は杞憂だといえる。(編集KS)
「人民網日本語版」2013年7月30日