生産面を見ると、7月に鋼材とセメントの価格が大幅に上昇したことは、インフラ建設と不動産建設が依然安定傾向を維持しており、生産の調整につられて減速していないことを示している。中国の鉄鋼現物取引プラットフォームである『西本新幹線』のモニタリングデータを見ると、7月に入ってから、鋼材の価格は既に累計で1トンあたり230元上昇しており、上げ幅は6.74%に上る。生産材の週間価格変動状況を見ると、建材価格は7月第2週に著しく上昇していることがわかる。
観測筋は「上述した状況から、経済の底入れ状況が徐々に明らかになっている。短期的に見て、都市のインフラ建設の強化、情報関連消費の拡大、輸出入の安定した成長の促進などに向けた政策は経済運営を合理的な範囲に保つことを支えることが期待できる」との見方を示した。