▽特に目立つ3問題
11年の年度審査でも、両社は汚染物質排出の任務を達成できなかった。この時は現在の審査方法がまだうち出されていなかったため、両社に対し環境評価の審査認可を一時的に停止するという処分は行われなかった。同部の上層部は両社の責任者と約談(指導的話し合い)を行い、さらなる効果的な措置を取り、取り組みに力を入れるよう求めた。
両社は12年、大規模な汚染物質排出削減の計画、プロジェクト、資金投入をスタートさせたが、現場での審査の結果、両社の取り組みの措置や運営情況には著しい後れがあり、国の目標責任書(汚染物質排出削減の責任と目標を明確に定めた文書)に基づくプロジェクトはその多くが達成できていないことがわかった。特に目立つのは、汚染物質排出削減プロジェクトにおける措置の著しい後れ、汚染対策プロジェクトの技術の後れと運営効果の低さ、環境の管理水準のばらつき、の3問題だ。