現段階では中国を含む新興国はG20のガバナンスに参加する過程で少なくないチャレンジに直面する。先進国は議題の向きを主導し、自らの問題を外部化し、新興国の利益の申し立てを軽視するのに慣れきってしまっている。先進国は新興国に対してガバナンスの責任を多く担ってほしい一方、それに伴う権力の移行を望まない相反する心理がある。新興国の発言力を高める国際通貨基金(IMF)改革が遭遇している課題がその最も典型的な例だ。内部差が大きく、経験に乏しいことから、新興国間の協調コストも割高になっている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2013年9月5日