米紙ウォール・ストリート・ジャーナルの4日付記事は「中国ではスターバックスのラテが米国より1ドル近く高く、米国では7万3000ドルちょっとのキャデラック・エスカレード6.0ハイブリッドが22万9000ドルする」と報じた。環球時報が伝えた。
記事は「中国では多くの商品の価格が他の国々より遙かに高い。所得格差を考えると、価格差はより鮮明だ。1人当たりの所得が約7500ドルの中国で、iPad2は488ドルで売られている。一方、1人当たり所得が4万2693ドルの米国では399ドルだ。SmithStreetが50ブランド・500商品を比較したところ、中国で販売されている衣料品は米国より平均70%高かった」と指摘。
「価格差の多くは政府の税と輸入関税によるものだ。だが長年台頭を続けている中国中産階級も、品質の良い商品、特に輸入品には喜んで高い金を払うようだ。企業は中国市場の耐えうる価格を喜んでつける。高価格は品質の光背効果を高め、心理的に顧客の信頼を勝ち取る助けにすらなる」「マッキンゼー・アンド・カンパニーの Yuval Atsmon氏は、スターバックスやハーゲンダッツは中国の消費者により高い価格を設定することで、品質イメージを示し、消費者の虚栄心に訴えかけきたと指摘する。北京のハーゲンダッツではラムレーズン・アイスクリームが5ドル40セントするが、ワシントンD.C.では税込み4ドル68セントだ」と報じた。