中国人民銀行(中央銀行)が4日に明らかにしたところによると、中国人民銀行とASEAN各国の中央銀行の協力は近年、豊かな成果をあげている。中国人民銀行は多くのASEAN諸国と通貨スワップ協定を結んでおり、その総額は1兆4000億元以上に達している。新華社が伝えた。
中国はベトナム・ラオスの両国と二国間決済協力協定を結んでおり、中国工商銀行シンガポール支店を通じて人民元決済サービスを提供している。2009-2013年6月末までに、中国?ASEAN間のクロスボーダー人民元決済額は1兆1200億元以上に達し、その規模は毎年拡大している。また人民元は、マレーシアのリンギット、タイのバーツと直接取引を実現している。また中国人民銀行はASEANとの金融協力を強化しており、ASEAN+中日韓(10+3)枠組み内の地域通貨協力に積極的に参加し、チェンマイ・イニシアティブの実現可能性を高め、その規模を2400億ドルに拡大させた。(編集YF)
「人民網日本語版」2013年9月6日