ユーラシア大陸自由貿易区は、アジアと欧州という2つの方向性の国がリードするユーラシア大陸経済統合の新たな枠組みを形成し、世界の政治と経済の新たな秩序づくりを促すとアナリストは分析する。
中国共産党は第18回全国代表大会の報告で西への開放拡大を表明。新疆は西部開放の最前線としてアジア大陸の地理的中心からアジア欧州の交通の中枢、経済協力・発展の中心地に変わりつつある。
「欧州連合(EU)と中国間の天然のランド・ブリッジがいっそう整備されてきている」。ベラルーシ経済相は「サンクトペテルブルクと中国を結ぶ8000キロ以上の大陸横断ルートで中国から欧州の貨物輸送時間は約80%短縮。2020年の貨物輸送量は3300万トンに上る見通し」とし、「これは中国、カザフスタン、ロシア、ベラルーシ間の輸送を促すとともに、ルートをバルト海の港湾まで伸ばすことで、ユーラシア大陸に新たなチャンスがもたらされる」と述べた。