日本の財政制度審議会は1996年、当時の240兆円余りの普通国債残高について次のようにたとえている。「1万円札を積み重ねると、普通国債残高は富士山(標高3776メートル)の630倍の高さに達する。これを倒すと、(航空路線で計算すると)東京-北京間の距離を上回る。毎秒1枚のスピードで数えると、760年余りの時が必要となる」--。
今や、日本の普通国債残高は1996年の3.13倍に増加した。毎秒1枚のスピードで数えると、約2380年必要だ。日本の政府債務がいかに巨額かが想像できよう。2013年度の国債元利償還額は22兆2000億円に達し、歳出の24%を占めている。国債の元利償還に1日608億2200万円を払っている計算になり、1時間だと25億3400万円だ。現在の為替レート(1ドル99.1円)で換算すると、毎日6億1400万ドルを支払わなければならないことになる。極めて脆弱な日本財政が倍々の勢いで増える利息負担に耐えることは困難であり、イタリアの後塵を拝することになるだろう。(編集NA)
「人民網日本語版」2013年9月16日