支付宝と淘宝網の2大支柱の9年間に渡る運営と蓄積により、アリババの馬雲会長は今日、中国ネット通販利用者の信用システムの枠組みをほぼ構築している(本来ならば、これは政府側の職責であるはずだが)。この点からだけ見ても、馬氏の構築した経営環境は、インスタントメッセンジャーや検索エンジンを手がける企業とは、比べ物にならないものになっている。
馬氏はかつて金融の革新的分野への進出について、「彼らが変わらないならば、我々が変わる手助けをしよう」と語った。馬氏は天弘基金の筆頭株主になり、天弘基金を提携先から傘下企業にし、ファンド業と金融業全体を震撼させた。これはもはや、「変化」というほど単純なことではなく、「転覆」であるからだ。天弘基金は支付宝により、無名から天下一になった。かつて波風の立たない業界であったファンド業は、一夜にして落ち着きを失い、構造に大きな変化が生じた。
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