2013年に入ってから、中国・二線都市の不動産市場の成約件数は大幅に上昇しており、不動産価格の上昇圧力に直面していることが、関連データから明らかになった。一方、三線・四線都市の不動産市場は全体的に安定しており、成約件数は微増となっているが、二線都市に比べて在庫調整圧力が大きい。アナリストは「二線・三線都市不動産市場の分極化の傾向が現れ始めている」と指摘する。1日付中国証券報が伝えた。
在庫調整の圧力を緩和するため、このところ、浙江省・温州市や安徽省・蕪湖市では、不動産購入を規制する政策の緩和に乗り出している。一方、江蘇省・南京市や河南省・鄭州などの二線都市は引き締め策を実施している。業界関係者は「今後、不動産市場政策を制定するにあたって、指導層は差別化した政策の制定をより重視すべきだ」との見方を示している。
「中国証券報」より 2013年11月1日