習近平・中国共産党中央総書記は2日、第18期中央委員会第3回全体会議(三中全会)で総合的な改革案を提示すると述べた。李克強総理は専門家や学者、企業責任者を招いた座談会で、「中国の改革は深海区域に入った。固有の利益構造を思い切って打破しなければならない」と指摘した。香港やシンガポールの華字紙は、中国の指導部は第18期3中全会で大きな動きがあるに違いないが、体制の弊害を前に改革の断片化をできるだけ避け、各グループの論争が改革の最大の障碍にならないようにしなければならないと報じた。中国新聞網が4日伝えた。
◇台湾紙:大陸の指導者、大きな行動試みる
香港紙・文匯報は、三中全会の開催はちょうど習近平国家主席ら新指導部の発足から1年にあたると指摘。この1年、新たな政策が数多く打ち出され、新たな状況が展開されてきた。三中全会はこれらを総括するとともに今後数年の計画を提起すると伝えた。
また、中国の経済情勢は確かに上向いているが、現実を無視した楽観はできない。今後の発展はなお生産能力の過剰、課題の突出など多くの挑戦に直面する。人々は三中全会後の新たな改革開放の深化に期待しており、中国経済発展の内在的潜在力がさらに開放できれば、経済成長方式の実質的転換が実現し、中国経済の持続可能な成長に新たな原動力を注入できると同紙は報じた。