豊田章男社長は2011年のTMECの建設起工式で、中国語を用いて「中国が最も重要である」と語った。さらにTMECの業務を2013年に始め、ハイブリッドカーなどの「環境保護技術の中国における現地化発展」を推進する計画であることを発表した。24カ月の努力を経て、TMECのメインビルや新エネルギー実験棟、実験棟、試験車両用コースなどの主要な施設は予定通り竣工し、ハイブリッド技術の現地開発や新型エンジン研究開発の構想は着実に進展している。
TMECは、ハイブリッド技術を代表とするトヨタの最新技術を導入すると同時に、研究開発事業も手がける。このことは、トヨタ本社が合資企業への技術支援を中国の現場へと戦略的に移したことを示す。TMECの竣工により、ハイブリッド核心部品の現地開発はさらに順調となり、ハイブリッドシステムの主要な構成部品である電池やインバータ、トランスアクスルなどの現地化生産もまもなく可能となる。トヨタは今後、TMECという開発基地を十分に利用し、ハイブリッド技術の現地開発を積極的に推進し、「2015年頃までに(中)国産ハイブリッド動力を搭載した車種を一汽豊田と広汽豊田で国産化する」という目標を実現していく構えだ。(編集MA)
「人民網日本語版」2013年11月18日