ECサイトのさまざまなセールスにより、買わなければ良かったと後悔する利用者が続出している。北京市のOLの孫さんは、「私は理性的な消費を心がけており、必要が生じた場合にモノを購入し、毎月予算を定めている。しかし今年の11月11日(独身の日、各ECサイトが激安セールを展開する日となっている)は、同僚や友人の盛り上がりに感染し、我慢できずそれほど必要ない生活用品を2箱も購入してしまった」と語った。新京報が伝えた。
孫さんのように、ネット通販の誘惑に負けてしまう人は少なくない。ECサイトのさまざまな販促手段を受け、人々は「トクするかも」という心理に陥ってしまう。しかし消費者は「いかにトクするか」を余り良く理解しておらず、多くの概念を消化しきっていない。軽率にネット通販の大きな流れに飛び込めば、その結果には満足できないだろう。
◆集中的な購入、問題が頻発
ある消費者は記者に対して、「12月12日の激安セールで購入した靴とウールの上着には、セール前に値上げしセール中に値下げするという不正操作があった。天猫(アリババ・グループが運営するB2Cサイト)の一部店舗は、公式のセールに参加していなかったが、勝手に12月12日のセールをテーマとした飾り付けを行い、どさくさに紛れて利益を得ようとした」と指摘した。
また一部のネットユーザーは、「11月11日は徹夜でショッピングしたが、注文を確定してからも支払いが実施できず、混雑中と表示された。30分待って支払いのページが正常化すると、時間超過により注文が取り消されてしまった。そこで注文をし直すはめになり、また長時間待たされることになった」と語った。
某ネットユーザーは、「天猫の11月11日の当日、ある豆乳メーカーは定価799元と表示されていた。しかしセールが終了した途端に定価599元と変更された。当日は割引があったため安く購入できたが、この半額をうたった騙しは非常に不快だ」と述べた。