◇米国がずっとアベノミクスを支持し、日本の夢実現を手助けするか?
米国がアベノミクスを支持するもう一つの目的は自らの具体的な利益を重視しているからだ。
安倍政権の経済政策に対する評価を聞かれた米高官は「最も重要なのは構造調整だ」と述べ、「日本の環太平洋経済連携協定(TPP)参加はその重要な第一歩で、TPPをてこにして市場全体の開放改革を促し、構造調整を行うことだ」と強調した。米国が円安を容認しているのは、実はTPP推進を加速するためだ。
米政府が為替レートを貿易政策の「道具」とみなしているかについてはここでは議論しない。ただ、米国の利益が実現できなければ、米国国内の円安容認を批判する声は益々高まるだろう。そうなれば、米国が円安をそのまま放任するとは限らない。(工業情報化部国際経済技術協力センター 王喜文)
「中国網日本語版(チャイナネット)」2014年1月9日