アベノミクスは「老人」に「興奮剤」

アベノミクスは「老人」に「興奮剤」。 アベノミクスの最初の2本の矢は、財政・金融政策を通じて消費と投資を刺激するのが狙いだったが、今のところ効果は現れていない。アベノミクスはこの日本という「老人」に「興奮剤」を打ち、日本の国力を酷使したに過ぎない…

タグ: アベノミクス

発信時間: 2014-01-27 16:33:37 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

日本の経済回復は主に株価などの指標に現れ、その恩恵を受けたのは大手輸出企業や投資家だった。日本の実体経済、特に70%以上の雇用を担う中小企業は回復の「春風」を感じるどころか、円安の負担が重く圧し掛かっている。こうした中、日本国内の設備投資は伸びていない。内閣府の試算によると、2013年度の製造業の国内設備投資額は世界金融危機発生前の07年度の40%にすぎない。

 

円安を背景に、日本の貿易赤字は33カ月連続となり、2013年は過去最高の赤字となる見通しだ。日本の経常収支も黒字から赤字に転じ、昨年11月には現行統計が始まった1985年以来最大の赤字となった。安倍首相が期待していた円安による輸出のJカーブ効果はいまだに現れていない。

 

結局のところ、アベノミクスはこの日本という「老人」に「興奮剤」を打ち、日本の国力を酷使したに過ぎない。そのため上述のような状況が生じても意外ではない。(中国国際問題研究所研究員 秦宏)

 

「中国網日本語版(チャイナネット)」2014年1月27日

     1   2   3  


iphoneでもチャイナネット!

日本人フルタイムスタッフ募集    中国人編集者募集
「中国網日本語版(チャイナネット)」の記事の無断転用を禁じます。問い合わせはzy@china.org.cnまで
 

コメント

コメント数:0最新コメント

コメントはまだありません。