馬氏は「まず、他の新興市場の通貨と比較すると、中国の人民元はこの数週間で最も安定しており、2014年もこの安定した状態を維持する見通しだ」と分析。
「次に、中国のマクロの基盤は他の多くの新興市場国より強大だ。2013年第4四半期の国内総 生産(GDP)伸び率は前年比7.7%となり、7.5%の政府目標を上回った。最近数四半期の変動幅は0.2~0.3%の間にある。2013年12月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比2.5%上昇で、向こう数カ月は2.5%前後の水準を維持し、これまでで最も安定する見通し。2013年の経常収支は2%の黒字という健全な状態で、2014年も間違いなく黒字を維持する。対外債務はGDPの8.8%と、他の景気減速に見舞われているブラジルやロシア、巨額の経常赤字があるトルコ、南アフリカ、ブラジル、インフレ率の高いアルゼンチン、インド、インドネシアに比べて中国の数字は非常に有利」と馬氏は楽観視する。
馬氏はまた、「他の新興市場国に比べて、腐敗対策が積極的効果を生み、力強い構造的改革を進めている。中国は一連の改革措置を通じて金融リスクを解消しつつある」と強調した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2014年2月14日