20日付のインド紙『エコノミック・タイムズ』によると、中国はこのほどインドを対象とする3000億ドル規模のインフラ投資計画を発表した。この投資額は日本を抜き、単一の国のインドに対する最大規模の投資となった。
同記事によると、中国のプロジェクトチームはインド政府に対して、インドの「1兆ドルのインフラ整備」に30%(約3000億ドル)の投資を行うとする計画書を提出した。
中国の対印投資はこれまでエネルギーと電気通信に偏っていたが、インドは国家の安全が損なわれることを懸念し、拒否を繰り返してきた。しかし中国は今回、電気通信業界をあきらめ、投資の重心をインドの老朽化した鉄道、特に電気化・高速列車・貨物車などに置いている。中国はまた下水道処理施設、トンネル建設などに十分な技術を提供できる。