今後の不利な要素による影響が、銀行業に巨大な圧力をもたらそうとしている。各行は差別化により競争力をつけようと試みており、すでに一定の成果を得ている。16日付中国証券報が伝えた。
◆レバレッジ解消、事業調整を促進
上場銀行は2013年より、商業銀行同業金融事業の監督管理規定の発表を見越し、収益率の低い同業種による積立定期預金と他行からの借入金の規模を縮小している。しかし各行の利益への圧力が拡大していることから、同業金融事業は依然として株式制銀行が利益源を維持・拡張する主な手段となっている。
上場銀行の2013年の年次報告書によると、金融資産の買入・売却規模は小幅増を維持した。また非標準債権資産の移転が未収金類投資の上昇率を高めた。上場16行の未収金類投資の規模は、前年比51.94%増の3兆5300億元に達した。株式制銀行は非標準再建資産を拡大し、業績拡大を促した。招商銀行の未収金類投資は同630.63%増の2354億元、浦発銀行は5152億元、興業銀行は3286億元、中信銀行は3001億元に達した。