ドイツ紙「ビルト」によると、ドイツの工業就労者1万人当たりのロボット保有量は2012年、フランスの2倍以上、英国の4倍余りの273台にのぼった。また2013年には、世界で組み立てられたロボットのうちドイツ製が9分の1を占めた。中国の巨大な市場を目の前に、ドイツの工業界は明るい見通しを持っている。ドイツでロボット使用が多いのはやはり自動車産業が際立つが、医療や化粧品、薬品、食品などの分野でも、ロボットの潜在力に気付く企業が増えている。コスト削減だけでなく、品質や衛生を求める声の高まりもその原因となっている。ドイツの専門家によると、今後は産業用ロボットのほか、高齢者介護の分野にもさらに多くのロボットが投入されていく見込みで、高齢者に飲み物を運んだり、薬局で処方箋を読んだり、薬を受け取ったり、薬の服用を促すなどのサービスを行うロボットの開発が進むと見られる。(編集MA)
「人民網日本語版」2014年6月4日