消費を見ると、4月の社会消費財小売総額の実質成長率は前月から0.1ポイント上昇した。消費需要が引き続き増加し、経済成長に対する消費の牽引作用がますます高まっていることがわかる。
また世界的に見ると、中国の第1四半期の7.4%という経済成長率は、依然として高い値となっている。国務院発展研究センターの報告は、▽年初以来の状況から見ると、経済成長率の減速は予想を上回っているが、供給側には積極的な変化が見られ、全体的な経済便益は合理的な水準にある、▽労働力需要が旺盛で、就業圧力が緩和の傾向にある、▽CPIの動きも正常で、デフレの兆候はない――との判断を示している。経済の運行は、ファンダメンタルによって支えられる潜在的成長率と基本的に合致している。短期的な成長率の変化によって経済運行全体に対して消極的な評価をするべきではない。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2014年6月10日