欧州の輸出規制緩和の促しを英国に希望
李克強総理の訪英では、大型契約の締結も多数予定されており、金額も巨額に達する。
高燕副部長によると、李克強総理の英国とギリシャの訪問では、経済貿易面で豊かな成果が上げられる見込みだ。これには政府間の協定もあれば、金融機構や企業の間での協力事業も含まれる。英国との協力は主に、自動車・船舶・金融・エネルギーにかかわるものとなる。協力方式は投資や融資、輸出入が中心で、金額は巨額にのぼり、中英経済貿易協力の特徴と将来の協力方向を十分に反映するものとなる。
英国は現在、中国のEU内の第三の貿易パートナー、第二の実質投資元国、中国の主要な海外投資先国である。昨年の中英二国間貿易額は700億ドルに達している。
王超副部長によると、中英両国は、原子力発電や高速鉄道、金融、ハイテクなどの分野で新たな協力に踏み出し、新たな潜在力を切り開いていく。文化交流やメディア協力、教育交流、人員往来の促進に向けても新たな措置が打ち出される。
高燕副部長は、中英両国が変革と開放のチャンスをつかみ、サービス貿易協力を開拓し、原子力発電や高速鉄道などインフラ分野での協力を推進し、互いの優れた点によって補い合い、ウィンウィンを実現することを希望すると語った。またEUによる対中輸出規制の緩和や貿易救済措置の使用の抑制を英国が促進し、中国と欧州の自由貿易圏の実行可能性調査を中英が共同推進することにも期待を示した。