四半期末と半期末という敏感な時期を控え、中国人民銀行(中央銀行)は26日に2月中旬に再開したレポ取引を再び一時停止し、公開市場操作を見送った。
公開市場操作が見送られたことにより、今週のオープン市場では120億元の純資金放出となった。これで、中央銀行による週間ベースの純資金放出は7週続いている。
市場筋は、「中央銀行がレポ取引を一時停止したのは、経済の下振れリスクが残る中、金融市場の安定化を図る措置である」と見ている。現在の状況から、当面流動性不足の懸念がなく、半期末を無事に乗り越えられそうだ。したがって、中央銀行がリバースレポなどの手段による資金供給を行う必要はない。「今や、中央銀行にとって市場操作をしないことが最も良いやり方であるかもしれない」と言われている。
「中国証券報」より 2014年6月27日