国際連合貿易開発会議(UNCTAD)が発表した最新の報告書によると、2013年の世界の海外直接投資(FDI)は1兆4500億ドルに達した。この数値は2014年に1兆6000億ドル、2015年に1兆7500億ドル、2016年に1兆8500億ドルに増加すると見られている。
開発途上国に流入したFDIが記録を更新し、世界の54%の7780億ドルに達した。これは開発途上国に流入したFDIが、2年連続で先進国を上回ったことを意味する。先進国に流入したFDIは5660億ドルに達し、世界全体に占める比率は39%と過去最低になったが、規模は2012年より拡大した。
アジアは依然としてFDIが最も多く流入した大陸となった。アジアに流入したFDIは全体の30%の4260億ドルに達した。これは中国、韓国、台湾地区に流入したFDIの増加によるものだ。