◆大学生、中国の学生起業家の主力に
新媒体連盟が発表した2014年地平線報告書(高等教育版)は、「学生は消費者から創造者に変わろうとしている」と指摘した。国内で有名な学生起業家組織のうち、大学生による「青年創客」(創客は学生起業家の中国語)が最も活力・創造力あふれるグループになっている。
国内初の専業学生起業家、北京創客空間の創設者である王盛林氏は、「学生起業家は革新という活動を、普段ボールを蹴るのと同じようなことにする。ボールを蹴るべき時に蹴り、学生起業家の場でものづくりをするべき時にものづくりをする。学生起業家は学校の内外の教育をうまく結びつけたものと言えるだろう」と指摘した。
清華大学創客空間の創設者である畢エイ氏(エイはさんずいに瑩)は、「創客空間を設立したことには、二つの理由がある。まずは知識を持たない生徒がすぐに手を動かし入門し、シンプルな技術により自分のアイデアを実現できるようにするためだ。こうすれば彼らの興味と意欲を引き出せる。2つ目は、科学とデザインの結びつきの重視を促すためだ」と語った。
国内初の学生起業家の場である、上海新車間の創設者の李大維氏は、「学生起業家は自分のやっていることを、これまで誰も成し遂げなかった革新であると思ってはならない。それよりも重要なのは、自分にもできる、自分にも考えがあるということを他者に証明することだ」と指摘した。