第二に、東北地区においては、改革によって内生的な動力を引き出し、各級政府自身の改革から始め、市場と社会の活力を引き出さなければならない。国務院はしばらく前、各地方に監察団を派遣して政策の実施状況を調査した。このうち東北地区の監察団は、政策実施における優れた点を発見すると同時に、一部の地方や分野では、政策実施が中間で停滞したり最後につまずいたりといった問題があることを発見した。政策の実行力をさらに高める必要がある。
第三に、東北地区においては、革新・起業を推進し、地域経済の「バージョンアップ」を実現し、新たな成長分野を追求する必要がある。李総理はこれについて、「東北の振興は、最後は東北自身によるものでなければならず、革新・起業によるものでなければならない」と語った。東北の転換・バージョンアップは、自身の従来の工業を強みに立脚したものでなければならない。例えば生産設備製造業の強化にあたっては、高速鉄道や原子力発電、超高電圧などの重大プロジェクト建設を契機として、技術・製品の革新を促進し、世界を視野にした設備製造業を打ち立てることが求められる。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2014年8月1日