中国商務部(省)が7日深夜に明らかにしたところによると、世界貿易機関(WTO)の上級委員会は7日、中国のレアアース、タングステン、モリブデン関連製品の輸出管理措置は協定違反と訴えていた米国、欧州連合(EU)、日本の主張を認める報告書を発表した。新華網が伝えた。
商務部条約法律司の責任者はこれを受けて談話を発表し、「WTOの上級委員会が、中国の関連製品の輸出関税、輸出割り当て制度はWTOの原則および中国のWTO加盟時の承諾に合致しないとする専門家グループの見解を支持したことについて、中国は遺憾の意を表明する」とした。
同責任者は一方で、「上級委員会が米国の上訴を却下し、一部条項の法解釈において中国側の上訴を認めたことに歓迎の意を示す」とした。
2012年3月13日、米欧日は中国が不正にレアアース、タングステン、モリブデンの輸出を規制しているとして、WTOに提訴した。
同年6月27日、米欧日は中国の上述3種類の原材料の輸出管理措置について、WTOに専門家チームを発足させて調査するよう求めた。