2014年3月26日、1審にあたる紛争処理小委員会は、中国の輸出規制はWTOの規則違反とする報告を発表した。
前出の商務部責任者は、次のような見解を示した。
「WTO上級委員会と専門家グループの報告書はWTO紛争解決機関によって採択された後に正式な裁定となる。中国はWTOの紛争解決プロセスに基づき、本件の今後の業務を適切に進めていく。
限りある自然資源と環境保護のため、中国政府は近年、高汚染、高エネルギー消費、資源消費製品の総合的な管理を絶えず強めてきた。これは世界の持続可能な発展のための重要な努力でもある。中国は、WTOは貿易の自由を強調する一方で、自然資源の主権を尊重し、加盟国が資源保護のために必要な手段を講じることを許可するものと認識している。中国はWTOの採決を真摯に評価し、WTOの規則に合致する方法で資源類製品の管理を強め、資源保護を促進し、平等な競争を守り、持続可能な発展を実現していく」。(編集SN)
「人民網日本語版」2014年8月8日