これらの省エネ指標はこれまでよりも拡大されている。その原因は、2011年・2012年・2013年のGDP当たりのエネルギー消費量の下げ幅がそれぞれ2.01%・3.6%・3.7%にとどまり、所期の進度を実現できなかったことにある。今年と来年のGDP当たりのエネルギー消費量を3.9%減少させて初めて、「十二五」(第12次5カ年計画、2011-2015年)の省エネ指標を達成できる。
国家発展改革委員会エネルギー研究所の姜克雋研究員によると、西部の一部の地区は現在、エネルギー消費の高い製品への投資を計画しているが、これにはあまり意義がない。エネルギー消費の高い製品の大部分は過剰生産の状況にあり、「十二五」期間の多くのプロジェクトが取りやめとなっている。
国家発展改革委員会が公表した2013年の省エネ審査結果によると、新彊は新たに設けられたプロジェクトが多く、エネルギー消費の増加が大きかったことから、省エネ審査の等級は「未達成」とされた。安徽・海南・重慶・青海・寧夏の5省(自治区、直轄市)の等級は「ほぼ達成」とされた。