改革の深化による金利伝導メカニズムの改善に期待

改革の深化による金利伝導メカニズムの改善に期待。 8月のCPI(消費者物価指数)は前月比で0.2%、前年同月比で2%上昇した…

タグ: 中国金融

発信時間: 2014-09-12 17:21:43 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

8月のCPI(消費者物価指数)は前月比で0.2%、前年同月比で2%上昇した。PPI(生産者物価指数)は前月比で0.2%、前年同月比で1.2%低下した。物価指数が内需低迷を示すと、全面的な金利引き下げが再びささやかれるようになった。アナリストは、「全面的な金利引き下げの条件は備わっていないが、特定先に対する金利引き下げを行い、範囲を適度に拡大することは可能だ。改革の深化により金利伝導メカニズムを整え、市場金利水準を着実に引き下げ、企業の負担軽減につなげることが重要だ」と指摘している。12日付中国証券報が伝えた。

8月の物価水準は予想を下回り、CPIの前年同月比の上昇率は4カ月ぶりの低水準となった。特にPPIの前月比・前年同月比の下げ幅が拡大し、物価低下の圧力の拡大を示した。一部の機関は、通年のCPI上昇率の予想値を引き下げた。世界経済の回復に伴い、PPIの低下の流れが改善されるが、年内にプラスに転じる可能性は低い。これは不動産投資の増加率の低下、米ドル高によるデフレ輸入の圧力によるものだ。

物価の小幅低下は内需の低迷、金融緩和の維持の必要性を示したが、より緩やかな政策を講じる必要もある。特定先に対する金利引き下げの再開が期待されている。データを見ると、8月末のM2(広義マネーサプライ)の前年同月比の増加率は12.8%となっているが、通年の目標は13%だ。ゆえに、総量を抑えた上で、特定先に対する金利引き下げの空間が残されていることが分かる。アナリストは、「バラック密集区の改築、鉄道建設などに対する金利引き下げに期待できる」と述べた。

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