中国と日本の高速鉄道争奪戦、有利なのはどっち?

中国と日本の高速鉄道争奪戦、有利なのはどっち?。

タグ: 中国高速鉄道

発信時間: 2014-10-13 18:44:28 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

戦略管理と販売管理の専門家として名高い北京大学経済学院の薛旭・准教授は取材に対し、価格と戦略の面から考れば、中国の高速鉄道の方が競争で優位に立っていることは間違いないと指摘した。中国社会科学院アジア太平洋・世界戦略研究院の李天国・助理研究員も同様の見方を示した。

中国の優位は具体的には3つの面から考えられる。

第一に、中国の高速鉄道技術そのものは日本より劣っておらず、走行距離と規模から見ても、技術や信頼性の面から見ても遜色はない。

第二に、中国の高速鉄道は理論的に言えばより安い。材料コストも人件コストも低い。この点からは、中国の高速鉄道を受け入れる東南アジア諸国にとっては負担が少ないことを意味する。薛旭氏によると、コストの面では、高速鉄道の建設には、労働力と建設を進めるためのコスト、さらには工事後のメンテナンスのコストが含まれるという。日本とASEAN諸国は海を隔てて離れている上、日本は人件コストが高い国であり続けており、高速鉄道を建設する東南アジア諸国はこうした要素も考慮に入れる必要がある。

第三に、中国には高速鉄道の建設と運営に成功している実績がある。「中国は土地が広大で、地理・気候などの環境は土地ごとに複雑に異なっている。中国がこのような異なる地理環境の下、巨大な高速鉄道網の建設と運営に成功したことは、中国の高速鉄道技術の成熟度と安全性を全世界に示している」と李天国氏は指摘する。「中国は高速鉄道分野の後発国なので、技術はすでに成熟しているものの、技術の研究開発の時間が長くないために、中国の高速鉄道技術に対する国際社会の認識が追い付いていない」

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