双方の経済貿易問題を討議する中国・EU合同委員会が18日ブリュッセルで開催され、電信分野における協力の拡大及びEUの中国産ワイヤレス通信設備に対する反補助金調査事案の取り下げについて合意しました。
中国の高虎城商務相は、「双方が中国産ワイヤレス通信設備反補助金調査事案の取り下げについて合意し、相互開放で公平に競争できる市場環境作りに一致したことは、貿易摩擦をコントロールする知恵と能力があることを示しており、双方の経済貿易関係の更なる発展にプラスとなる」と述べました。
高商務相と共同で会議を主宰したカレル・デ=ヒュフト欧州委員(貿易担当) は、中国側と密接なコミュニケーションを通じて貿易摩擦を解消し、企業発展のためのソリューションを見出し、貿易障壁を取り除く考えを示しました。
これを受けて、調査事案の主な対象となった中国大手通信設備会社である、華為(ファーウェイ)は18日声明を発表し、EUが中国産ワイヤレス通信設備に対する反補助金調査事案を取り下げたことに歓迎の意を示し、「開放・競争のビジネス環境は業界発展の基盤であるだけでなく、消費者にも恩恵をもたらす」としています。
「中国国際放送局」 2014年10月19日