同連盟がまとめた最新のデータから、中国の製造業市場におけるロボットの勃興がうかがえる。今年第1~3四半期(1~9月)の国内の工業用ロボット販売台数は3万3600台で前年同期比32.5%増加し、通年では4万5千台に達する見込みだ。工業ロボットは国民経済を構成する25の産業分類の52産業に幅広く貢献し、製造業のさまざまな分野に進出しているという。
だが国際ロボット連盟のまとめた統計では、製造業の従業員1万人あたりのロボット保有台数は、各国の396人、日本の332台、ドイツの273台、世界平均の58台に対して、中国は23台に過ぎず、中国の工業用ロボット市場には引き続き大きな発展の可能性があるといえる。
蘇副部長は、「今後数年間、中国の工業用ロボット市場は急速に伸びていく。国際ロボット連盟がこのほど発表した報告によると、中国の工業用ロボット需要の年増加率は25%以上になり、2017年の市場での販売台数は10万台に達し、工業用ロボット保有台数は40万台を超える見込みだ」と話す。