香港証券取引所が5日に発表した第3四半期業績報告書によると、「滬港通」(上海と香港の株式取引の相互乗り入れ制度)の準備作業がほぼ完了した。一方で、香港証券取引所はまだ滬港通を開始する許可を獲得しておらず、実施の具体的な日時も定まっていないという。6日付中国証券報が伝えた。
滬港通の技術的な準備について、「8月23日から9月13日にかけて1回のシステム連結試験、2回の模擬取引を実施した」と明らかにされた。
四半期業績報告書によると、香港証券取引所の第1―3四半期の収入およびその他の収益は、前年同期比8%増の70億香港ドル超に達した。第3四半期の株主に帰属する利益は前四半期比で8%増、株式発行による資金調達総額は前年同期比220%増の6114億香港ドルだった。
「中国証券報」より 2014年11月6日