当面の中国不動産市場の回復は段階的なものに過ぎず

当面の中国不動産市場の回復は段階的なものに過ぎず。

タグ: 中国不動産

発信時間: 2014-11-14 19:50:17 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

それから、現在の回復は段階的なもので、持続可能かは今後の経過を見守る必要があり、不動産市場の長期的な調整の流れを覆すとは断言しがたい。需求関係を見ると、不動産は供給が需要を上回る段階に入っている。労働人口のターニングポイントが出現しており、住宅購入の実需が大幅に減少している。高齢化社会の到来は、不動産の高度成長期の終了を宣言した。また住宅には莫大な在庫が存在し、既存の統計の対象にならない多くの小産権房(郷・鎮・村などが独自に建設した、不動産使用権だけを持つ家屋)が存在している。在庫調整は、長期的な取り組みになる。関連機関の推算によると、一線都市の賃貸経営の収益率は2.5%以下で、1年ものの預金金利を大幅に下回り、オンライン金融商品の収益率にも遠く及ばない。資本市場の革新的な発展、各種資産管理商品の発売により、不動産市場からの資金離れの傾向が強まる。

当然ながら、都市化は不動産市場の発展をある程度支えるが、その効果は弱まっている。また経済成長率が低下し、経済構造のさらなる合理化が図られている段階に入り、不動産市場も同じく構造調整による圧力にさらされている。典型的な不動産市場の18―20年間の周期的変動の経験に基づくと、1999年に始まる中国のこの周期はすでに15年間に渡り、経済成長率や住民の所得増加率を大きく上回る急成長を実現しており、強い調整の圧力が内在している。

「中国証券報」より 2014年11月14日

     1   2  


TwitterFacebookを加えれば、チャイナネットと交流することができます。
iphoneでもチャイナネット!

日本人フルタイムスタッフ募集    中国人編集者募集
「中国網日本語版(チャイナネット)」の記事の無断転用を禁じます。問い合わせはzy@china.org.cnまで
 

コメント

コメント数:0最新コメント

コメントはまだありません。