米国主導のTPP、交渉が難航
米CNBCのウェブサイトは、「世界経済の成長を促すほか、今回のG20首脳会議の貿易関連の交渉が進展するかについても注目が必要だ。しかし多くのエコノミストは、米国が圧力をかけてはいるが、現状を見る限りTPP交渉の推進は『言うは易し行うは難し』だと判断している」と報じた。
英調査会社キャピタルエコノミクスの国際経済専門家であるアンドリュー・ケニンガム氏は、「米国の中間選挙後、オバマ大統領が議会からTPP関連交渉の加速に関する許可を得たことは否定できない。オバマ大統領はこのほど、TPP交渉に参加している12カ国に対して、協定を早期締結するよう呼びかけている。しかし米国が2016年の大統領選挙までに、重大な貿易協定を締結できる見込みは薄れている」と分析した。
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