交通銀行の牛董事長は先ごろ、ソウル人民元清算決済業務開始式典において「中国は9年連続で韓国の最大の貿易相手国になっている。韓国も中国の第3の貿易相手国である。こうした貿易面の裏づけがあるため、人民元業務はソウルで一段と拡大する可能性を有している」と語った。ある韓国メディアによると、ソウルはアジアで最大の人民元オフショアセンターになることを目指しているとされる。
また韓国政府は、韓国新韓銀行や友利銀行、中国交通銀行、工商銀行など全部で12行を、銀行間為替市場で韓国ウォンの対人民元直接取引を行う際のマーケットメーカーに指定。銀行間為替市場で売買の両レートを提示し、取引価格を示すことで、市場の流動性を高め、人民元と韓国ウォンの直接取引を促していく。