中国の国家発展改革委員会(発改委)の李樸民秘書長は4日、「中国は沿岸部原子力発電所の建設を包括的国家重点プロジェクトの建設に組み入れており、世界最高の安全基準を導入して安全確保を前提に、沿岸部の原子力発電所建設に着手すると表明した。
李秘書長は4日の記者会見で、「包括的国家重点プロジェクト建設には、今年と来年あたり着工できる西南水力発電と風力・太陽光発電プロジェクト26項目、石油・ガスパイプラインとガス貯蔵施設プロジェクト37項目及び早急に推進しなくてはならない鉄鉱石・銅鉱・ボーキサイトといった鉱産物を重点的にカバーする鉱産物資源プロジェクト13項目も入っている」と説明した。
今年に入ってから、中国は短所補足、構造調整、弱点補強、公共財の有効供給という方針に基づいて、情報・送電網・石油・ガスなどの重要ネットワーク、健康養老サービス、生態環境保護、クリーンエネルギー、食糧・水利、交通、石油・ガス及び鉱産物資源の保障という7つの包括的重要建設を提起し積極的に推進してきた。
「原子力発電所建設事業の再開は最終的研究・準備段階に入っている」と国家エネルギー局原子力発電司の劉宝華司長は情報を明らかにしながら、「沿岸部原子力発電所建設はクリーンエネルギー発展の重要内容だ」と話した。