3、二元戸籍登録制度の廃止と戸籍制度改革の推進
国務院は7月30日、「戸籍制度改革のさらなる推進に関する意見」を公布。「意見」は、「新しい都市化需要の推進に適応するために、戸籍制度改革を一層推進し、戸籍移行政策の遂行と緩和を図る」としている。
ポイント:「意見」の施行は半世紀以上にわたって中国で実施してきた「農村」・「非農村」という二元的な戸籍管理モデルが中国の歴史舞台から去るということを意味するもので、一億人の農村移行人口の夢追う道がますます広がっていく。
4、市場が価格を決定する―価格改革の推進
中国共産党第18期中央委員会第3回全体会議では、「市場が価格を決定できるものはすべて市場に任せ、政府による不当介入はしない」という方針が明確に定められた。真っ先にリストアップされたのは天然ガスの価格改革、汚水処理費、ゴミ処理費および生産関連仲介サービス価格などである。
ポイント:価格のさらなる開放は企業に有利なだけでなく大勢の消費者にも有利だ。価格改革にちゃんと取り組むことは経済社会の健全たる発展と民生の改善に関わる。物価の安定こそが民心の安楽、社会の安定につながる。物価が安定しさえすれば、改革もスムーズに前進できる。