次に、対外協力の分野では、多くの省がすでに、「1ベルト、1ロード」の促進のために貿易会などの交流を実施している。商務部の高虎城部長は、「1ベルト、1ロード」によって周辺との経済貿易協力を引っ張る必要性を指摘している。貴州省は、「1ベルト、1ロード」の建設に積極的に参加し、「黔渝新欧」(貴州・重慶・新疆・欧州)の貨物専用列車の開通の実現を進めることを計画している。スイスや韓国などの地域との交流・協力を重点的に強化し、東南アジア諸国連合や中東欧諸国との交流をさらに重視し、香港と澳門(マカオ)との協力を拡大する。寧夏回族自治区は、「寧夏内陸開放型経済試験区」を支援し、アラブの国々と世界各地に向けた全方位の開放を進め、国家の開放における同自治区の戦略的な地位を高めるとしている。寧夏内陸開放型経済試験区をプラットフォームとして、「中国・アラブ諸国博覧会」のブランド力を十分に活用し、「4項目行動計画」の実施を強化し、陸上・ネット上・空中のシルクロードの建設を加速する。
最後に、産業移転の分野でも、各省は各自の計画と措置を打ち出している。