低コストの製造業で知られる中国は、食物連鎖における地位を高めようとしている。経済成長率の低下に伴い、中国は高額の建設機械を含む高い価値を持つ製品を手がけようとしている。しかし高い利益を生む製品の生産と販売には、まず先進的な技術と革新が必要だ。これらは中国以外の国に把握されやすい。
米国の製造業が国内から離れていることとは対照的に、一部の中国企業は皮肉にも「メイド・イン・アメリカ」のレッテルを求めている。中国の豊かな中産階級の間では、外国ブランドと品質の重要性が日増しに高まっている。しかし一部の観測筋は、中国企業が米国で専門知識を集め、これを武器に米国との競争を終わらせるのではないかと警戒している。
すでに23社の中国企業がフロリダ州で経営しており、約95億1000万ドルを投じ4300人以上の雇用機会を創出している。フロリダ州の関係者は、「これまで多くの雇用機会は連邦政府に依存していたが、新たな経済情勢において、もはや力になることができなくなった」と述べた。
山東泉林紙業の新工場は、中国の今年の対米直接投資を盛り上げようとしている。同社は現在、30億ドル以上の投資を検討中だ。しかしRhodium Groupは、中国人が投資する米国の工場が増加しているが、中国の製造業の対米直接投資は依然として小規模であり、米国の労働市場に占める比率は微々たるものだとしている。すべての中国企業が提供している雇用機会は、10万人未満にすぎない。業界内の専門家は、「中国投資脅威論」は誇張であり、米国は中国の投資から利益を得ることができるとしている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2015年2月10日