中国最大の金融経済情報ベンダーのWindの統計データによると、A株市場のすべての上場企業のうち、実質的支配者を中央・地方の国有資産監督管理委員会、地方政府、中央国有企業、地方国有企業、大学、集体企業としている上場企業数は、全体の3分の1以上の1010社に達している。2月10日の「両市」(上海証券取引所・深セン証券取引所)の終値で計算すると、この1010社の「国有資産系」上場企業の時価総額は24兆3100億元に達し、両市の時価総額全体(42兆4200億元)の半分以上に達している。
国有企業の改革は、2013年より資本市場から注目されている。Windの統計データによると、国有企業改革指数は2014年4月1日の創設から、すでに42.49%上昇している。銀河国際の調査結果によると、2014年末のA株市場の国有企業の時価総額は計25兆2400万元に達し、全体の60.4%を占めた。中国は36年以上に渡り改革を進めてきたが、最新のデータを見ると、国有企業に依然として大きな改善の余地が残されていることが分かる。国有企業改革は、A株市場の2015年通年の最良の投資テーマとなる。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2015年2月13日