▽参加国の経験を参考に
英国にはAIIB参加の様々な理由があるが、AIIBも同じように英国を必要としている。
中国社会科学院アジア太平洋研究所経済研究室の趙江林・室長は、「AIIBは資金の運用や規則の制定などのレベルで英国の協力を必要としている。AIIBは、中国が資金を運用し、中心となって設立する最初の国際金融機構だ。金融大国である英国は、フレームワークの設計や資本の運用などで豊富な経験を持っている。英国は、AIIBの運営ができるだけ早く軌道に乗るのを助ける役割を担い得る」と指摘する。
日本経済新聞の報じる通り、英国の参加によって、国際金融機構としてのAIIBの信用は大きく高まった。格付けが高まれば、AIIB主導のプロジェクトの資金調達コストも大幅に減ることとなる。(編集MA)
「人民網日本語版」2015年3月20日