杭州市で生産された日本のウォシュレットが先ほど、中日の製造業に関する激しい議論を巻き起こした。 ある製造業関係者は、中日の製造業のレベルには大きな開きがなく、生産基準が異なるだけだとしている。また一部からは、技術の研究開発と設計の面で大きな差があるとしている。
日本の有名な製造業専門家、東京大学ものづくり経営研究センター教授の藤本隆宏氏が浙江大学管理学院の招待を受け、第7回世界サプライチェーン管理会議に出席するため杭州市を訪れた。 藤本氏は会議の合間に独占インタビューに応じ、「ウォシュレット現象」およびその裏側にある中日の製造業の差について語った。
豊かな中国人消費者、商品にこだわりを見せる 藤本氏は「ウォシュレット現象」について、「判断を急ぐ前に、その設計場所と生産地をはっきりさせておく必要がある。設計と生産は、異なる二つの概念だ」と指摘した。
藤本氏によると、ウォシュレットは日本で多くの需要が存在し、かつ日本の消費者は強いこだわりを持っている。原産地が杭州であっても、設計は日本で行われており、しかも一部の部品と原材料は日本から供給されている。 他にも多くの類似する現象がある。例えば車の場合、高級車の多くは本土生産を維持しており、入門クラス・中クラスの生産は海外にシフトしている。