第10回両岸経済貿易文化フォーラムが3日、上海で閉幕した。出席者は、「今回のフォーラムは国民の生活により近づき、効率を重視するものとなり、青年や基層の人々に関心を寄せ、サービスを提供しようという誠意と決意を十分に示すとともに、未来の両岸関係の発展とフォーラムの見通しについてさまざまな政策提言を行って、大きな成果を上げた」との見方を示す。
中国共産党中央台湾業務弁公室の張志軍主任と中国国民党中央委員会政策委員会の頼志葆執行長はフォーラム閉幕にあたって、簡単な総括を行った。張主任は、「俞正声政協主席と朱立倫主席がフォーラム開幕式で行った重要な講演では、両岸関係の平和発展の成果が高く評価され、両岸関係とフォーラムの今後について長期的な見通しと卓見に基づくさまざまな期待と提案が示された。フォーラムの討論の中では、大勢の出席者が、両岸関係の平和発展は両岸の平和を守り、共同の発展を促進し、両岸の同胞に幸福をもたらす正しい道であり、ぶれることなくこの道を歩み続けなければならないとの見方を示した。『92コンセンサス』や『台湾独立反対』をともに認識し堅持することが、両岸関係の平和発展の政治的な土台であり、決して揺らいではならない。新たな情勢に対しては、フォーラムは形式の刷新をさらに進め、内容を豊富にして、両岸関係の発展方向に関わる重要な問題を模索し、両岸の同胞が最も関心を寄せる具体的な問題をめぐって、解決のアプローチと具体的な提案をうち出すと同時に、両岸各界の交流・対話の拡大のためによりよい環境を創出することができる」と指摘した。