「米国市場と比べ、確かに中国市場の投資環境は未成熟。そのため投機の影響を強く受けやすい。しかしそれはチャンスでもある。人はよく容易なやり方を模索するが、容易なやり方は往々にして間違いであることが多い」とバフェット氏は答えた。
「それとも、もっと賢いやり方があるのだろうか」と、バフェット氏の相棒であるチャーリー・マンガー氏も続ける。「もし投機の波に乗るのではなく、よくその価値を検討したうえで行うのなら、中国市場はもっといい状況になるだろう。不思議なのは価値に対して投資する人がいないことだ」。
バフェット氏は中国経済に対し、「かなり長い時間に渡ってとても良好なパフォーマンスを見せている」と述べた。「中国経済のこれまでの成果は奇跡的だ。これほどの規模の国家がこのような速度で発展するのは信じられないし、速すぎるほどだ。中国はすでに潜在能力を解き放つための道を探し当てた。アメリカはかつて世界のGDPの一挙手一投足に影響を与えてきたが、中国もこの40年にわたり、同様な地位を築いてきた」。 チャーリー・マンガー氏も、「私は中国のファン。現在中国がやっていること全てがいいと思う。反腐敗運動も極めて賢い措置だと思う」と述べた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2015年5月5日