これに対しApple社は、「少なくとも販売開始からの数ヶ月間において、Apple Watchの利益率は当社製品の平均を下回っている」としている。
IHSの上級アナリストであるケヴィン・ケラー氏は「第1世代製品の販売価格がハードウェアコストよりもかなり高くなるのはよくあること。販売価格は時間が経つと共に値下げされるが、Apple Watchの原価率はiPhone 6 Plusやその他の製品を下回る。Apple Watchに寄せられている関心に見合うだけの販売実績が上げられれば、同社の収益に大きく貢献する可能性がある」と語る。
ティム・クックCEOはかつて、「Appleの製品を分解してコストを試算するのは正しいやり方ではない。部品コストのみに注目し、研究開発、マーケティング、ソフトウェア開発、流通にかかる莫大な費用が考慮されていないためだ」と指摘している。
「人民網日本語版」2015年5月6日