小久保中国総代表は中国の医療・ヘルスケア分野に期待を寄せる。日立はここ数年、医療機器分野に挑戦しており、ITと設備の融合の道を探り、(最高レベルの)三級甲等病院と協力し、「病院連合体制」という概念をうち出し、病院に設備を提供する。また日本で展開する電子カルテなどの事業を中国で普及させ、電子カルで情報の共有を実現させ、病院にソリューションを提供し、医療・ヘルスケア分野の全段階(予防、検査、治療、予後)を貫くワンパッケージサービスを提供する計画だという。
小久保中国総代表は中国経済に非常に大きな期待を寄せており、中国のスマートシティ建設とより広義の都市化プロセスに高い関心を示している。
小久保中国総代表は中国経済に対する見方について話が及ぶと、「中国経済は2けた成長の時期は過ぎ去り、数を増やすことから発展の質を追求する方向へと転換を始めている。内陸部の都市建設は、中国に新たな市場と新たな発展チャンスをもたらすとみられるが、中国社会とより多く接触し、中国市場のニーズを読みとらなくては、成功することはできない」と述べた。(編集KS)
「人民網日本語版」2015年5月13日