たとえば、あるレポートによると、王思聡に対する大学生の注目度は高いが、その評価は大きく分かれる。実は、大学生は盲目的に個性的な人物に追従しているわけではない。大学生には検討する力が十分に備わっている。
最近の中国の若者は、精神面において偶像崇拝を卒業している。自分にとって価値あるものを選ぶ時代に入っているのだ。
中国の若者とってのアイドルの誕生は、「偉大だから崇拝する」という時代から、「自分にとって価値があるから注目する」という時代に入った。ネット時代においては、アイドルは若者と近い存在で、たとえ素晴らしい才能を持ち、または大金持ちであっても、お高く止まる存在ではない。すぐそばにいる感じである。そうすればたとえそれがガキであっても、若者は自然とアイドルとして注目したいと感じるようになるのだ。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2015年5月14日