日本経済新聞によると、安倍首相のスピーチでは、AIIBに関する言及はなかったものの、「いかなる国の恣意的な思惑によっても左右されない、フェアで、持続可能なマーケットを作り上げなければならない」「政府部門による過度な経済活動が、民間部門の多様なアイデアを押しのけてはならない」「模造品や海賊版が先進技術を排除する、悪貨が良貨を駆逐するようなマーケットをアジアに作ってはならない」など、暗に中国を示唆するような指摘が見られた。最後に、安倍首相は、「先の第二次世界大戦の深い反省と共に、日本は戦後、アジアの平和と繁栄のために、全力を尽くさなければならない」と締めくくった。「日本時報」によると、安倍政権は、日本の技術者による開発援助や技術移転を通じ、アジアの「質の高いインフラ」建設をサポートすることに新計画の目標を据え、同時に、中国が主導するAIIBとは一線を画していることを明確にした。